13.2.24 ヨコスカ平和船団同乗記

イージス艦だらけの軍港


米軍の埠頭マスターピアに並ぶフィッツジェラルド(62)と海自「みょうこう」(175)


海自・吉倉桟橋に停泊中の「こんごう」(173)と「きりしま」(174)

2月最後の日曜日、ヨコスカ平和船団のボートが横須賀本港・長浦港を走った。24日の横須賀港は米軍側、海自側合わせて14隻のイージス艦がひしめいていた。

米海軍の常駐艦のうち駆逐艦7隻・巡洋艦2隻、交代のために来ている巡洋艦、外来の駆逐艦で11隻のイージス艦。それに3隻の海自イージス護衛艦が加わった。
海自の「みょうこう」が米軍側のマスターピア・ウェストに停泊し、反対側のマスターピア・イーストに駆逐艦フィッツジェラルドが停泊中だ。これを挟み込むように、米軍の駆逐艦2隻が舷側 に泊まっている。
フィッツジェラルドは弾道ミサイル防衛(MD)システム搭載艦だ。反対側の「みょうこう」も、SM3の実射訓練をハワイ沖で行ったMD艦だ。埠頭を挟んで並んで、MDの連携訓練を行って いるのだろう。海自側の桟橋に停泊中の2隻のMD艦も、この訓練に参加している可能性が強い。

12号バースに停泊している原子力空母ジョージ・ワシントンは、艦橋やアンテナなどを白いシートで覆っている。2年前までは甲板に大きなテントを張って、その下で修理作業を進めていたが、 大震災に伴う放射能汚染から逃れるように、工事中の空母が短期間で出港した時に、修理を中断して出ていくのに大きなテントを解体しなければならなかった。
大震災以降の2012年、そして今回の2013年定期修理では、大きなテントを建てない方式にした。工事を中断して出港態勢を整える「時間との闘い」の中で、より早い撤収ができるように、 テントを建てずに工事を始めたとみられる。

(RIMPEACE編集部)(2013.2.24 撮影)


2月初めから定期修理に入ったジョージ・ワシントン。白いシートで現場を覆っている


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