外来駆逐艦、横須賀出港

  
横須賀基地を出て浦賀水道に向かう駆逐艦シャウプ

ワシントン州エバレット基地を母港とする駆逐艦シャウプ(DDG 86)が2月27日昼過ぎに横須賀基地を出港した。
シャウプは2月3日に横須賀に入港していた。在港期間は24日間となった。

本来シャウプは空母ニミッツの随伴艦で年明けに任務航海に出るはずだった。ところが原子炉の冷却ポンプの故障でニミッツが動けなくなった。空母戦闘群の盟主を欠いた水上任務部隊は、 それでも西海岸の基地から出撃した。

「サンディエゴを母港とする駆逐艦ヒギンズ(DDG 76)、ストックデール(DDG 106)、ウィリアムPロレンス(DDG 110)は西太平洋における任務航海のために1月14日に出港、すでに出港している シャウプと合流する」(2013.1.11 NAVNEWS)
2月に、ヒギンズはコロール、シンガポールに、ストックデールはスービック、シンガポールに、ウィリアムPロレンスはコタ・キナバル、シンガポールにそれぞれ寄港している。

横須賀を出たシャウプは、3隻の駆逐艦と合流して中東に向かう可能性が強い。ソマリア沖での「海賊」対策任務などに就くのではないか。
また、ミサイル防衛システム搭載のヒギンズは西太平洋に残り、北朝鮮のミサイル発射実験に備える可能性もある。

(RIMPEACE編集部)

 
26日までは、3号バースに停泊していた駆逐艦シャウプ(左)(2013.2.26 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)


2013-2-27|HOME|