2隻目のMD対応駆逐艦、横須賀帰港


先に戻っていた駆逐艦ジョンSマケインと、本港入り口ですれ違う駆逐艦フィッツジェラルド(右)


錨地で停泊中の燃料補給艦ティぺカヌーの横を通り横須賀本港に向かうフィッツジェラルド

北朝鮮のミサイル発射に対して洋上で警戒態勢をしいていた米海軍の艦船で、横須賀から出たミサイル・ディフェンス(MD)対応艦は3隻だった。

4月1日に駆逐艦ジョンSマケイン、フィッツジェラルドが横須賀を出港し、巡洋艦シャイローが遅れて出港、入れ替わりにジョンSマケインが帰港していた。
マケインは22日に再度バースを離れたが、横須賀港外錨地で投錨して動かなかった。

4月25日朝、フィッツジェラルドが横須賀に戻ってきた。横須賀のMD艦のうち洋上でミサイルに備えているのは1増2減でシャイロー1隻となった。
フィッツジェラルドは2月後半の2週間、横須賀のマスターピアで海自イージス艦「みょうこう」と埠頭を挟んで停泊し、ミサイル防衛システムの連携・ 調整などの訓練を行ったとみられている。横須賀のミサイル・ディフェンス任務を先頭になって担っている駆逐艦だ。

横須賀から出かけるMD艦を同じ水準に保つとするなら、錨地に停泊中のジョンSマケインが再び出港するはずだが、マケインはフィッツジェラルドの 帰港と同時に、積んでいたミサイルを横付けした弾薬バージに降ろしたあと、横須賀基地の埠頭に接岸した。

(RIMPEACE編集部)(2013.4.25 撮影)


観音崎沖を通過、浦賀水道を北上するフィッツジェラルド


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