駆逐艦フィッツジェラルド、弾薬降ろす





ミサイルキャニスターがフィッツジェラルドの後部VLSから抜かれてバージに載せられた。この間2分。

9月6日朝7時ころ、横須賀港沖の錨地に停泊中の駆逐艦フィッツジェラルドから、白いミサイル・キャニスターが次々に抜かれ始めた。このキャニスターの中には対空ミサイルが入っている。

フィッツジェラルドは8月23日に横須賀に帰港した。空母ジョージワシントン(GW)や随伴艦が戻ってきたのと同じ日だが、フィッツジェラルドは今回の任務航海の最後のほうでGWと いっしょになったにすぎない。
6月17日に横須賀を出港したフィッツジェラルドは、フィリピン、シンガポールの海軍とCARAT演習を行った。その後青森港を8月上旬に親善訪問したあと、横須賀に戻ってきた。

9月3日に錨地で停泊したフィッツジェラルドは、悪天候などのためか、弾薬おろし作業を行わずに錨地にとどまった。
6日に天候が回復すると、朝7時前から2隻の弾薬バージを前後に横付けしてミサイルや小型のコンテナを船から降ろしだした。

GWと同時に帰港したアンティータムとカーティスウィルバーは弾薬を積んだままバースに停泊している。外来の駆逐艦プレブルももちろん横須賀で弾薬を降ろしたりはしない。
昨年の例によれば9月半ばころにも出港する可能性があるGWへの随伴に備え、弾薬を積んだまま待機しているのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2013.9.6 撮影)


3時間後、バージの上に白いキャニスターがたくさん積まれている


2013-9-7|HOME|