貨物弾薬補給艦、横須賀でミサイル積み込み



貨物弾薬補給艦ウォリー・シラー(T-AKE 8)の後部甲板にミサイルキャニスターを運び、弾薬庫に戻る弾薬バージ

9月7日午前、米海軍の貨物弾薬補給艦ウォリー・シラーが横須賀基地沖の錨地に停泊した。直前の寄港地は佐世保で9月2日から5日まで滞在していた。

9月9日、ウォリー・シラーに弾薬バージが横付けされていた。貨物弾薬補給艦の後部甲板には白いミサイル容器(キャニスター)が並んでいた。空になった弾薬バージがタグボートに押されて 浦郷弾薬庫に戻っていき、ウォリー・シラーの後部甲板ではミサイルや弾薬を艦内に積み込む動きが見られた。

佐世保にも弾薬庫はあるが、駆逐艦などの垂直発射装置に積み込むミサイルは、横須賀基地の弾薬庫に大量に保管されているとみられる。艦隊に同行する貨物弾薬補給艦に積み込まれたミサイルは、 駆逐艦などが展開する海域の港で、発射したミサイルの補給に使われる。

横須賀の弾薬庫からミサイルや砲弾などを積み込んだ貨物弾薬補給艦ウォリー・シラーは、10日夕方に横須賀港外の錨地を出て浦賀水道を南下する予定だ。

(RIMPEACE編集部)(13.9.9 撮影)


横須賀基地錨地(A136)で弾薬を積み込むウォリー・シラー(ランドマーク・タワーより)


2013-9-9|HOME|