空母GW、出港前に錨地で1時間半停止
横須賀本港を出た空母が、碇を降ろし始めた(9.13 13:19)
A136錨地で投錨したGW。鎖にテンションがかかっている(13:56)
右舷の碇を引き上げている途中のGW(14:04)
引き上げた右舷の碇に放水。左舷の碇はまだ海中だ(14:37)
9月13日午後1時に12号バースを離れた空母ジョージ・ワシントン(GW)は、まっすぐ浦賀水道には向かわなかった。
横須賀本港を出て港外錨地(A136)に向かい、そこで投錨したGWは、その場で1時間半ほど動きを止めた。この付近で大型の補給艦が弾薬を積み込んだり降ろしたりするが、空母の近くに
いるのは警戒中の海保の船、放射能測定船、米軍タグのみ。物資を補給する船も近寄らずに、GWは潮の流れに艦の向きをゆだねているだけだった。
本格出港はもとより、シートライアルの時でも、空母が錨地で投錨して長居するなど、初めてみることだ。投錨・抜錨しか行わなかったから、おそらく碇や鎖の強さ、性能などを試していたので
はないだろうか。
錨地にとどまること約1時間半で、碇を上げたGWはゆっくりと横須賀航路を浦賀水道に向かった。碇を上げるのと前後して、空母の飛行甲板で航空機発着に障害となるゴミの類を目視で取り除く
人海作戦FODウォークダウンが始まった。
(RIMPEACE編集部)(2013.9.13 撮影)
ゆっくり動き出した空母の飛行甲板では、FODウォークダウンが始まっていた(9.13 14:45)
2013-9-14|HOME|