海自補給艦ときわ、吾妻島燃料桟橋接岸


吾妻島桟橋に接岸作業中の補給艦「ときわ」


11:30に接岸作業が完了し、海自のタグ2隻が離れた(2013.11.15 撮影)

11月初めから海自横須賀基地吉倉桟橋に停泊していた補給艦「ときわ」が15日昼前に吾妻島の米軍燃料桟橋に入った。

東日本の在日米軍燃料供給のハブとなっている横須賀基地吾妻島倉庫地区には、米軍の燃料タンクが林立し、横須賀の米軍艦船に燃料を補給するとともに、厚木、横田、三沢の航空部隊に燃料を 送っている。
吾妻島の一部を自衛隊が燃料貯蔵施設や弾薬調整・整備施設として共同使用している。

吾妻島の燃料桟橋には、韓国から燃料を運んでくる3万トンクラスのタンカーや、八戸、ウェーキ島に燃料を運ぶ中型タンカー、鶴見貯油施設に運ぶ小型民間タンカーなどが出入する。
7月17日に燃料補給艦ウォルターSディールが入港したが、米海軍の補給艦が吾妻島に停泊するのはまれなことだ。まして、海自の補給艦が吾妻島燃料桟橋に接岸するのは、共同使用の施設 とはいえ、あまり見たことがない。

自衛隊が統合任務部隊を編成してフィリピン台風被害に対する緊急援助活動を行う。11月15日の防衛省の発表によると、海上派遣部隊として護衛艦「いせ」、輸送艦「おおすみ」、補給艦 「とわだ」が18日に出発予定だ。
「ときわ」は「とわだ」とおなじクラスの補給艦だ。急拠派遣された「とわだ」の任務を補完するために吾妻島で燃料を補給したのか、それともさらなる派遣命令に備えての燃料積み込み・ 待機なのだろうか。

(RIMPEACE編集部)


2日朝から吉倉桟橋に停泊していた「ときわ」(11.4 撮影)


2013-11-16|HOME|