原潜横須賀出港延期の怪


30日10時前、13号バースの原潜に近づく海保のモニタリング・ボート「はかぜ」


10時過ぎ、横須賀本港中央部でモニタリングをしながら待機する「はかぜ」


原潜コーパス・クリスティの方向舵。ゲートは開いたままだが動く気配なし

12月30日朝、、原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティ(SSN 705)が停泊する13号バースを隔てるゲートが開いていて、海保のモニタリングボートが原潜に近づいた。
原潜が横須賀を出港するときのおなじみの動きだ。

しかし原潜は動かなかった。ゲートが開いたままだったのでいずれ出てくるだろうとみていたのだが、15時前にゲートが閉じられた。
原潜が横須賀基地13号バースに入っているときは、このゲートは原則「閉」だ。警備上のためだろう、出港もしないのにゲートが5時間以上開けられたのは見たことがない。

原潜出港時の放射能排出チェックのためのモニタリング・ボートの出動、普段は厳重に閉められる13号バースに向かうゲートが開放されていたこと、原潜を囲むオイル・フェンスもはずされて いたこと、などを考えると、原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティが横須賀を出ていく予定だったことは間違いないだろう。

ゲートを開けたまま出港の可能性を追求していたが、結局出港をあきらめたのはなぜだろうか?
簡単に解決できると考えていた原潜のトラブルが深刻なものだった、ということではないのだろうか?

(RIMPEACE編集部)(2013.12.30 撮影)


14:40、オイルフェンスで原潜を囲む。この時までフェンスは外れていた


15時前にゲートが閉じられ、この日の原潜出港の「目」はなくなった


2013-12-31|HOME|