定期修理が進行する空母GW

 
空母の飛行甲板に、カタパルトのスチーム管が引きだされている

2月も半ばを過ぎ、空母ジョージ・ワシントン(GW)の定期修理もカタパルト関係の修理が始まっている。スチームカタパルトの心臓部ともいうべき長いスチーム管が一本、甲板の上に引き上げ られている。
白い塗料で区画名が書かれていて、点検がおわったのだろうか、OKの文字が区画ごとに書かれている。

東日本大震災が起きた2011年までは、2月には工事用の大きなテントが飛行甲板に建てられて、その中でカタパルトの点検などが行われた。しかし大震災直後に出港命令を受けて10日間で 定期修理を中断して海上に出るという「離れ業」を行うにあたって、テントの撤収に時間を取られたようだ。
翌年の定期修理から、大型のテントを立てない工事に切り替えたようだ。今年も大型テントが張られずに工事が進んでいる。

2月19日の時点で横須賀常駐の米軍艦船はすべて横須賀基地に停泊している。19日には巡洋艦シャイローと駆逐艦カーティスウィルバーが埠頭を離れて、錨地に並んでいた。弾薬の積み下ろし をしていたようだ。
この2隻は、両方ともミサイル防衛システム搭載艦だが、マスターピアに海自護衛艦を呼び寄せて行う日米のBMD特別訓練には参加しないようだ。

(RIMPEACE編集部)(2014.2.19 撮影)


横浜ランドマークタワーから横須賀港外錨地のカーティスウィルバーとシャイロー遠望


シャイローに弾薬バージがついて作業中。


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