中型タンカー、大阪堺港往復して横須賀に入る



吾妻島燃料埠頭に接岸した米軍チャータータンカー

米海軍兵学校があるメリーランド州アナポリスを定係港とする中型タンカー SLNCパックスが、横須賀基地の吾妻島燃料埠頭に19日に接岸した。
タンカーがこの埠頭に接岸するのは珍しくも何ともないが、SLNCパックスは横須賀入港までに変わった動きをした。

3月13日午前に横浜ノースドック(ND)入港、翌14日夕方ノースドック出港、16日朝堺泉北港コスモ石油バース接岸、同日夕方出港、18日0時横須賀港外 錨地着、吾妻島燃料埠頭から小型タンカーが出るのを待って19日10時ころ同埠頭接岸。

タンカーが時間待ちで横浜NDに接岸したことは以前にもあった。しかし堺泉北港まで往復する前にNDに寄港するのは別の意味があったのだろう。さらに 堺のコスモ石油には何のために寄ったのだろうか?
横須賀基地吾妻島燃料貯蔵施設には、通常の艦船の燃料、航空機燃料が蓄えられている。この「いつもの燃料」を積み込む前に、わざわざ堺まで出かけて 何を積み込んだのだろうか?

SLNCパックスは今日明日にも吾妻島燃料埠頭を離れるだろう。このタンカーが特殊な燃料を積んでどこに向かうかが注目される。

(RIMPEACE編集部)(2014.3.19 撮影)


長浦港から見た吾妻島。手前は軍港めぐりの遊覧船


2014-3-20|HOME|