米救難艦、相模湾で事故ヘリ部品捜索


城ケ島の西約1キロの海上で捜索する米救難艦セーフガード(T-ARS 50)


セーフガードの艦尾付近で動きを見せる乗組員たち

昨年12月16日、三浦市三崎漁港の近くに米軍ヘリMH60Sが「降ってきて」横転大破した。事故の原因となったとみられるのが飛行中の後部ローターの欠落だ。その原因を調べるため 海中に沈んでいるとみられるヘリの後部ローターの捜索が、米海軍救難艦セーフガードによって行われている。
捜索期間は3月21日から26日まで。

下図に示したようなセーフガードの航跡を見ると、逆に事故ヘリの飛行コースが浮かび上がってくる。厚木基地を離陸して相模湾を南下、城ケ島の西で異常を感じたのか東に進路を変えて三崎港 近くの埋め立て地に向けて降りて行った。
その途中で後部ローターが落ちて沈んでいる可能性の高い場所を、セーフガードは繰り返しゆっくりと航行して、金属反応を探している。

この米軍による捜索に、なぜか海自の船が協力しているようだ。
海自の機雷処分部隊の支援を行う水中処分母船(横須賀配備)がセーフガードとクロスするように捜索海域をゆっくりと航行していた。

(RIMPEACE編集部)(2014.3.24 撮影)


セーフガードの右に海自水中処分母船(YDT 03)。捜索に協力しているようだ


セーフガードの捜索海域(茶色)と事故ヘリの推定飛行ルート(青)。赤い星印は着地横転した事故現場


2014-3-24|HOME|