今年もCベンチャーが運搬か?GWの放射性廃棄物

FBOで今年の放射性廃棄物の運搬業務の応募が呼びかけられたのが3月7日だった。その応募要項によれば、横須賀基地13号バースに4月28日に入港していることが重大な要件の一つだ。 ところが、この契約をとった企業や金額などが公表されないまま、入港期限が迫ってきている。

これまでは必ず公表されていた Award 情報が出てこないのはなぜだろう。
応募企業が無くてやり直すならば、再度の募集公告をしなければならないが、それもない。おそらく、応募が1社だけで決まったため、オープンにする必要がなかった、ということかもしれない。

昨年の契約をとった会社の持ち船コースタル・ベンチャーが、AIS情報によれば横須賀に向かっている。パナマ運河を越えて太平洋に入り、サンディエゴに入港したのが日本時間で4月9日。 翌10日にサンディエゴを出港して横須賀に向かった。
横須賀到着予定は、募集要項にあった入港指定日の4月28日だ。

この船が放射性廃棄物を米本国のピュージェットサウンドまで運ぶとみて間違いない。それにしても、Award 情報をなぜ出さなかったのだろうか?
今年の運搬量が昨年と比べて大幅に増えて、あまり知られたくない、とでも米軍は言うのだろうか?

4月30日ころと思われるGWからこの運搬船への放射性廃棄物の移動を、これまで以上に注目せねばなるまい。

(RIMPEACE編集部)


昨年、原子力空母の定期修理で出た放射性廃棄物を運搬するため、横須賀基地13号バースに入った貨物船コースタル・ベンチャー
(2013.5.17 撮影)


2014-4-17|HOME|