放射性廃棄物、原子力空母から運搬船に移される


右の空母ジョージワシントンから、放射性廃棄物が入ったコンテナが左の赤い輸送船に移される


奥の空母から手前の輸送船にコンテナが「空中移動」した

「原子力軍艦の原子炉修理は米国外では行わない」(エード・メモワール、ファクトシート)
この約束がきちんと守られていれば、横須賀で行われている原子力空母の年一回の定期修理でも放射性廃棄物が発生するはずがない。

発生するはずがない放射性廃棄物が今年も大量に発生し、さすがに日本に置いておくわけにもいかずに米本国に持ち帰る姑息な策動がまた繰り返された。
前方配備の原子力空母を修理のたびに本国に持って行くことが、兵士の士気の維持の点から出来ないために、「米国外では行わない原子炉修理」を横須賀で行い、必然的に発生する放射性廃棄物を 本国に持ち帰るのも、これが6度目だ。

5月3日9時から、原子力空母の艦内に保管されていた放射性廃棄物などの入ったコンテナが4個、一時間おきに大型クレーンで運搬船コースタル・ベンチャーに運ばれ、運搬作業は12時半頃 に終了した。

国家間の約束をほごにして原子炉修理を続けている証拠の一つが、放射性廃棄物の横須賀基地から米本国への移送だ。この約束違反を声を大にして訴えるために、ヨコスカ平和船団は搬出当日2隻 のボートで海上デモを行った。

(RIMPEACE編集部)(2014.5.3 撮影)


「放射性廃棄物の搬出は約束違反!」の横断幕を広げて、原子力空母の前を海上デモするヨコスカ平和船団


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