中型タンカー、クエゼリンから横須賀に戻る



吾妻島燃料バースにアプローチするタンカー・SLNCパックス

5月9日昼過ぎ、横須賀基地の吾妻島燃料桟橋の常連となった中型タンカー・SLNCパックスが接岸した。
4月中旬まで、横浜ノースドックや、八戸、沖縄・天顔桟橋沖に姿を現していたSLNCパックスは、沖縄から横須賀に戻ってきた後20日近く姿を消していた。
マーシャル諸島のクエゼリン環礁には米軍の基地があり、BMD(弾道ミサイル防衛)の迎撃ミサイルの発射場になっている。そのクエゼリン環礁に燃料を補給しているのがこのタンカーだ。

4月21日に吾妻島の桟橋を離れたこのタンカーは、片道10日近くをかけてクエゼリン環礁を往復した。横須賀から運んだ燃料をクエゼリンに降ろして、戻ってきたSLNCパックスの船体は 浮き上がっていた。

横須賀に戻ってきたSLNCパックスは、吾妻島桟橋で燃料を積み込み、5月10日に八戸に向けて出港した。積み荷は三沢基地のF16などが使用する航空燃料だ。

(RIMPEACE編集部)(2014.5.9 撮影)


クエゼリンで積み荷の燃料を全部降ろしたか、船体が極端に浮いている


2014-5-10|HOME|