空母GW、横須賀出港



横須賀基地12号バースから出て、東京湾に向かう空母ジョージ・ワシントン

5月19日午後3時半過ぎに、原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が出港した。

18日9時に出港するはずだったGWは、18日の出港を中止した。翌19日12時の出港予定も15時に変更、そして実際に動き出したのは15時半頃だった。
個人が車で出発するのとはけた違いの準備と費用がかかる空母の出港。それが何度も変更された。予定通りに出られないトラブルが発生していた、と考えねばならないだろう。

空母艦載機の硫黄島での陸上着艦訓練、基地の滑走路を空母の甲板に見立てて着艦と離艦を繰り返す訓練も終了予定が2度も先延ばしにされた。これも、空母の修理スケジュールが予定より どんどん遅れたのが原因だろう。

19日の出港の際、飛行甲板には100人に満たない兵士がばらまかれていた。長期の航海に出るときに行われる、飛行甲板の端に兵士が整列する登舷礼は行われていない。
今回の出港は、定期修理の検証を海上で行うためのものだろう。数日中に一度横須賀に戻り、その後春季パトロールに出かけるものとみられる。

(RIMPEACE編集部)(2014.5.19 撮影)


横須賀航路を浦賀水道に向かうGW。手前は12号バース


2014-5-19|HOME|