空母GW、横須賀から本格出港


礼装の水兵が甲板上に整列して、横須賀港を出る空母ジョージ・ワシントン


浦賀水道に向けて右旋回するジョージ・ワシントン。整列していた水兵たちはバラけて、休み時間の幼稚園のような状態に

23日朝試験航海から戻ってきた空母ジョージ・ワシントン(GW)が、24日正午前に再び出港した。礼装の水兵が甲板上に整列するのは、長期の航海に母港から出かけるときの空母に共通する パフォーマンスだ。

23日の帰港直後からコンテナや木箱を多数積み込んでいた空母だが、帰港の翌日出港というのは異例なことだ。今回の定期修理明けに向けた空母の動きは、放射性廃棄物の艦外搬出から試験航海 までの期間が半分となり、今度は帰港翌日の本格出港だ。短くできるところを切り詰めて空母の出港を早めているとしか思えない。
砲撃が応酬されるような朝鮮半島のきな臭い状況に即時に対応すべく、空母を海に出してコンバット・レディーの状態に引き上げることを狙っているのだろう。

(RIMPEACE編集部)(2014.5.24 撮影)


横須賀航路を浦賀水道に向かうGW。手前は途中まで引っぱったタグボート


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