潜水艦母艦、横須賀寄港
横須賀航路を基地に向かう潜水艦母艦エモリーSランド。すぐ手前は錨地で待機中の駆逐艦フィッツジェラルド
横須賀本港に入ってきたエモリーSランド
潜水艦母艦エモリーSランドが7月14日昼過ぎに横須賀に寄港した。この船が横須賀に来るのは1年と一月ぶりだ。
母港を離れた場所での原潜修理を担当する潜水艦母艦は、2隻しかいない。もう一隻はフランク・ケーブルで、母港はグアム・アプラ港だ。
一方、ディエゴガルシアを母港とするエモリーSランドは、2013年以降、フランク・ケーブルとダブるように東南アジアの港に寄港している。
今回横須賀に寄港する前も、タイ、フィリピン、シンガポールに寄港している。
原潜の活動が、西太平洋に集中していることが、2隻の潜水艦母艦の行動から読み取れるのではないか?
潜水艦母艦が寄港すると、相前後して原潜が寄港することが多い。2013年5月にエモリーSランドが佐世保と横須賀に寄港した時、それぞれ別の原潜の入港と重なっていた。原潜への修理が
行われていたとみられる。
一方同年10月にフランク・ケーブルが横須賀に寄港した時には、原潜は入ってこなかった。
今回のエモリーSランドの寄港が、ディプロイメント中の原潜の修理を横須賀で行う前触れの可能性がある。
(RIMPEACE編集部)(2014.7.14 撮影)
ブルーリッジがいつも使う9号バースに向かう潜水艦母艦
2014-7-14|HOME|