巡洋艦セント・ジョージ、横須賀入出港


71番の巡洋艦ケープ・セント・ジョージと、60番フリゲートのロドニーMデービスが並ぶ横須賀基地

9月5日朝、巡洋艦ケープ・セント・ジョージが横須賀基地に寄港した。2007年7月まで大西洋艦隊に属していたこの巡洋艦の横須賀寄港は初めてだ。

サンデイエゴを母港とするこの巡洋艦は、空母アブラハム・リンカーンの空母戦闘群に加わっていた。2013年にリンカーンが3年半の燃料入れ替え・大規模修理工事に入ると、「仕える」空母 がいなくなった。
2011年にリンカーン空母戦闘群にいたのは、ケープ・セント・ジョージの他駆逐艦4隻、フリゲート3隻だった。そのうちの駆逐艦ステレットは空母カールビンソンの8月22日からの中東へ のディプロイメントに同行している。2隻の駆逐艦は工事中もしくは工事が終わったばかり。またフリゲートのうち1隻は退役、もう1隻はコカイン取締りを行っている。
残る1隻の駆逐艦ハルゼーは8月下旬に佐世保に滞在していた。フリゲートの残る1隻がロドニーMデービスだ。
リンカーン戦闘群で動いていた戦闘艦のうち、1隻は未だ太平洋にいるカールビンソンに同行、ケープ・セント・ジョージ、ロドニーMデービス、ハルゼーは横須賀や佐世保の近くにいる。

今後この3隻のうちの一部はカールビンソンと合流して中東に向かうかもしれない。もしくは、横須賀を出たばかりのジョージ・ワシントンとともに西太平洋でパトロールする可能性もある。

9月5日午後、ロドニーMデービスと並んで停泊していたセント・ジョージの姿は、翌6日には見えなくなっていた。5日のうちに横須賀を出て行ったとみられる。

(RIMPEACE編集部)(2014.9.5 撮影)


ケープ・セント・ジョージのヘリ格納庫の前で、艦載ヘリMH60(NE? 706)がメンテを受けていた


2014-9-6|HOME|