陸自要人輸送ヘリ、横須賀停泊中の「ひゅうが」に着艦


横須賀基地に飛来した陸自のVIP輸送ヘリ、スーパー・ピューマ


「ひゅうが」に着艦したへりから降りた黒いスーツ集団を迎える制服組

1月16日午後1時前、陸自の要人輸送ヘリ、EC−225Lスーパー・ピューマが横須賀基地に飛来、逸見桟橋に停泊中の「ひゅうが」に着艦した。乗客の黒スーツ集団を、「ひゅうが」の 艦橋下で制服姿の艦長たちが敬礼で迎えていた。
15日に防衛省が発表していた、中谷防衛大臣の「海上自衛隊横須賀地区の部隊視察」だ。

挨拶を交わした幹部たちとともに、防衛大臣らの姿が見えなくなった。艦内に案内されたのだろう。
スーパー・ピューマはローターを回したまま、「ひゅうが」の飛行甲板で待機していたが、着艦の10分後に乗客を載せずに離艦した。特別輸送ヘリコプター隊が置かれているる木更津駐屯地に 戻ったと思われる。

障害物の無い海上ならともかく、停泊中の艦船への離着艦は港の周りの建築物の存在や騒音の範囲など、陸上の発着場とは異なるものがある。「ひゅうが」が停泊中の逸見桟橋の先端には、 へりの離発着場がある。この陸上施設を使わずに「ひゅうが」の甲板に降りたのは、新大臣の横須賀登場に、より「実戦的な」演出を加えたということだろうか?

(RIMPEACE編集部)(2015.1.16 撮影)



乗客を降ろした後、「ひゅうが」から発艦するスーパー・ピューマ


2015-1-17|HOME|