15.3.29 ヨコスカ平和船団同乗記

定期修理中の空母甲板、4年ぶりに大テント


原子力空母ジョージ・ワシントンの甲板上に大きなテントが


大震災前のジョージ・ワシントン艦上のテント(2011年2月27日撮影)

3月29日昼、ヨコスカ平和船団のボートが長浦港・横須賀本港を走った。
原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の飛行甲板の上に、薄茶色の大型テントが建てられている。建てられてから1週間のこのテント、4年ぶりに見たものだ。

2011年3月の大震災の時、定期修理中の原子力空母が10日以内に工事を中断して海に出た。1月に張られた工事用のテントが2月中に撤収されていたのも、そんな離れ技が出来た理由の一つだったのだ ろう。
2012年の定期修理から、大型テントが甲板上に張られることはなかった。今回テントが張られてカタパルトの点検修理が行われているのは、作業手順の見直しなどで、テント撤収が短時間でできる 見通しができたからなのだろうか?


ミサイル追跡艦ハワードOロレンゼン(T-AGM 25)が、3月19日に横浜ノースドックから移動してきて以来10日間動かない。大型艦船が相次いで寄港しているノースドックのHバースを空けるための 移動だったのだろうか。
佐世保を出て2月14日に横浜ノースドックにやってきて以来1ヶ月半、ロレンゼンは東京湾から出ていない。


潜水艦母艦フランク・ケーブルは3月20日に横須賀に寄港した。原潜が横須賀にやってくる、とか、原子力空母に接舷して修理を手伝うなどの動きは見せていない。
なおフランク・ケーブルは翌30日午前、9号バースを離れて出港した。


最大の護衛艦「いずも」が3月25日に新規に横須賀に配備され、逸見桟橋に係留中だ。護衛艦という名は体をあらわしていない。どう見てもヘリ空母だ。これまで2隻が縦に並んで 係留されていた岸壁を一隻で占めている。
平和船団のボートが近付いても隊員の姿は見えなかった。

(RIMPEACE編集部)(2015.3.29 撮影)


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