空母GWの定期修理、終盤へ


四角い平面型の対空3次元レーダーが、回転していた。訓練用の機体(中身なし)も甲板に上がっている。


飛行甲板前方では、カタパルトの修理も未だ続いている。プレハブも置かれたままだ

定期修理中の空母ジョージ・ワシントンの飛行甲板が、心なしか片付いてきたようだ。艦橋近くに張られていた大型の工事用テントは、4月3日には片付けられていた。約10日間のテント張り だった。
4月8日には、艦上でのハンドリング訓練のための実物大の「模型」の艦載機も甲板に現れた。邪魔にならない程度に工事が片付きつつあるのだろう。

前方の甲板上では、まだ一部でカタパルトの工事らしきものが進行中だ。工事事務所のようなプレハブもまだおかれたままだ。
ただ、大型の3次元対空レーダー(SPS−48E)が回転を始めた。回っているのはこのレーダーだけで、艦橋後方の2次元レーダーSPS−49A(V)1や、水上レーダーは未だ回っていない。

NLP実施通告があり、艦上のレーダーがすべて回転しだすと、今回の工事の検査のために空母がテスト航海に出る日も近い。

空母の修理と競うように、横須賀基地の大きなドライドック3つが満杯になっている。そのうちの2つ、ドライドック4と6では横須賀常駐の駆逐艦の修理が行われている。そしてドライドック5 には、ミサイル追跡艦ハワード・ロレンゼンが入渠した。佐世保を出て横浜ノースドックに寄港したのが2月14日。一か月以上待機して横須賀基地の7号バースに移動したのが3月19日。 ドライドック5に入ったのが4月15日だから、ドック入りまで横浜ノースドックと横須賀基地で2か月待機したことになる。スケジュールになかった修理の可能性がある。

(RIMPEACE編集部)(2015.4.17 撮影)


窮屈そうにドライドックに収まっているミサイル追跡艦ハワード・ロレンゼン


2015-4-18|HOME|