揚陸補助艦、横浜NDから横須賀沖に
通常使われる錨地よりもっと沖合に停泊中の揚陸補助艦モントフォード・ポイント(右奥)
ランドマークタワーより横須賀沖遠望。浦賀水道の近くにモントフォード・ポイント(白丸)
9月28日から横浜ノースドックに入港していた揚陸補助艦モントフォード・ポイント(T-MLP 1)が10月8日昼に出港した。行き先は横須賀基地の沖合、浦賀水道に近い場所だ。
特に積み込みなどの作業を行うでもなし、その場所でノホホンと停泊している。
自衛隊の観艦式とその予行演習のために、海自の各基地から艦船が集められ、横須賀基地に入りきらない大型艦などが横浜ノースドックに接岸、待機している。大桟橋にも「いずも」が海自のへりを積んで待機中だ。
海自の大型艦に場所を明け渡したモントフォード・ポイントは、定係港にでも行けばよさそうなものを、横浜からあまり離れていない横須賀沖で、観艦式が終わるまで待機しそうな様子だ。
ノースドックのバースが空けばまたその場所に戻るつもりとみられる。
米軍チャーターの3万トンクラスの大型タンカーが、たびたび横浜ノースドックで待機するようになった。横須賀港外や横浜ノースドックが、米軍大型艦の停泊場所として使われることが多くなっている。
戦闘艦が新配備される計画が進む横須賀基地だが、東京湾内に補給艦などが停泊・待機するケースが増えていることも、横須賀基地機能の拡大を示している。
(RIMPEACE編集部)(2015.10.9 撮影)
モントフォード・ポイントが停泊していたノースドックの先端に「ましゅう」、その後ろに「おおすみ」
2015-10-10|HOME|