空母レーガン、横須賀を出る


12号バースを出港したレーガン(CVN 76)。登舷礼はしばらく母港を離れるときによく行われる儀式


東に向きを変えて横須賀航路を目指す空母。登舷礼は赤灯台を過ぎるころに解散

10月1日に新たに横須賀に配備された空母ロナルド・レーガンが、早くも出港した。15日10時ちょうど、汽笛一声を合図に新型タグボート2隻に曳かれて、レーガンは12号バースを離れた。

飛行甲板の外周に水兵が並ぶ登舷礼で、空母は非常にゆっくりと浦賀水道に向かった。海保の放射能モニターシップが、振り切られずに100メートルほどの間隔でついていけるぐらいのスピードだった。
空母の艦長の癖なのか、それとも初めての出港に慎重に動いたのか?

空母は韓国での観艦式に行くとか。甲板に水兵を並べて出て行ったから、韓国での用事が済んだ後、すぐに横須賀に戻っては来ないだろう。
前日横須賀基地にいた巡洋艦・駆逐艦が3隻姿を消していた。昼前にはもう一隻駆逐艦が錨地に向かった。チャンセラーズビルに接舷していた「てるづき」もいない。海自の桟橋は空で、ほとんどの艦が18日の海自の観艦式の練習に出かけたとみられる。オーストラリア、韓国、インド、フランスのフリゲートたちも、いなくなっていた。海自艦船とともに練習をして、夜までに戻ってくるのだろう。

(RIMPEACE編集部)(2015.10.15 撮影)


浦賀水道南航入り口に向かう空母。手前は、空母が離れたばかりの12号バース


2015-10-15|HOME|