駆逐艦ラッセン、南シナ海から横須賀に戻る
マスターピア・ウェストに停泊中のラッセン(DDG 82)
南シナ海で10月27日に岩礁の近くを航行して「航行の自由」作戦を遂行した駆逐艦ラッセンが、11月12日午前、横須賀に帰港した。横須賀基地のマスターピア・ウェストに入船で停泊している。
ラッセンは9月14日に横須賀を出港した。横須賀に配備されるレーガンと合流せずに、インドネシア方面に向かったようだ。10月20日前後にマレーシア・コタキナバルに寄港、その後南シナ海のスービ、ミスチーフ環礁の12海里以内を航行した。
カーター米国防長官は27日、米上院軍事委員会の公聴会に出席し、南シナ海で今後も数週間から数カ月にわたって海軍の作戦を継続すると表明した(10.28 毎日新聞)
ただ、同じ駆逐艦が四六時中環礁付近を航行する、というものではないのだろう。ラッセンが帰港し、その他の横須賀配備の巡洋艦・駆逐艦は空母レーガンとしばらく行動を共にするとみられる。スプラトリー諸島への駆逐艦を派遣しての「航行の自由」作戦は、少し間を空けながら繰り返し実施されるのだろう。
駆逐艦を常駐させる基地では横須賀基地が一番南シナ海に近い。ラッセンが再び行くかどうかはわからないが、「航行の自由」作戦のために、横須賀から繰り返し駆逐艦が送られるとみていいだろう。
(RIMPEACE編集部)(2015.11.13 撮影)
2015-11-13|HOME|