横須賀寄港の原潜2隻、次々出港


30日午後、横須賀基地13号バースを離れる原潜テキサス


横須賀本港の真ん中で回頭する原潜テキサス

22日と23日に続けて横須賀基地に寄港して、13号バースに2隻接舷して停泊していた原潜が、クリスマス明けに次々と出港していった。

23日に寄港したロス級原潜シャルロット(SSN 766)は、前の日に13号バースに入っていたバージニア級原潜テキサス(SSN 775)の外側に接舷停泊した。出港の順番は外側からで、シャルロットが29日に13号バースを離れた。

1隻残ったテキサスは30日午後、出港した。13時45分に汽笛が一回なって、テキサスがタグボートに曳かれて13号バースを離れた。よく耳にするタグのべーべーという汽笛とは違った音だった。原潜の汽笛だとすれば初耳だ。

テキサスは横須賀本港の中央部で回頭し、すぐにスクリューを回して港外に出て行った。
これで原潜2隻はいなくなったが、大物の原子力空母が1隻残っている。間もなく始まる定期修理のあいだじゅう、原子炉が2基、東京湾の入り口に居座ることになる。

(RIMPEACE編集部)(2015.12.30 撮影)


右奥の浦賀水道に向かう原潜テキサス。手前は原潜をバースから港の中央まで引き出した新型タグ。途中までエスコートして戻ってきた


2015-12-30|HOME|