動き出した横須賀の常駐艦


14日まで3隻が停泊していた横須賀基地マスターピアから、2隻が出て行った。残ったのはフィッツジェラルドのみ。


15日15時過ぎに出港した巡洋艦チャンセラーズビル。後方に錨泊しているのは駆逐艦マッキャンベル

新年になって初めて、複数の常駐艦が横須賀を出港した。1月15日に駆逐艦マスティン、マッキャンベル、巡洋艦チャンセラーズビルが埠頭を離れた。

マスティンとマッキャンベルは午前中に出港した。マッキャンベルは錨地にとどまり、午後に2機のMH60艦載ヘリがマッキャンベルの後部甲板に着艦した。その後煙を吐き、浦賀水道に向かう態勢だ。
15時過ぎにチャンセラーズビルが出港した。碇をすこしぶら下げた状態でゆっくり浦賀水道に入った。

このほかマスターピアに1隻だけ残った駆逐艦フィッツジェラルドも、水上レーダーを回転させて出港する気配だったが、4時過ぎにはその気配もなくなった。
この日は寄港中の原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティも出港態勢に入っていた。バリケードを開け、海保のモニターシップが待機し、新型のタグ1隻が原潜のすぐそばで待機していた。
しかし急遽出港中止になったようで、タグボートが原潜を離れてチャンセラーズビルの出港を援助する位置についた。

16日には原潜やフィッツジェラルドも仕切りなおして出港するのではないか?
この一連の出港の動きが、北朝鮮の核実験に伴うものならば、この先、定期修理を切り上げて空母の再出港も無きにしもあらずだ。

(RIMPEACE編集部)(2016.1.15 撮影)


原潜シティ・オブ・コーパス・クリスティの放射能調査に入るモニターシップきぬがさ。この後、原潜の出港がキャンセルされた。


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