放射性廃棄物運搬船、横須賀到着
横須賀港外錨地に停泊中の貨物船コースタル・ベンチャー(2016.4.24 撮影)
4月23日夜、貨物船コースタル・ベンチャーが横須賀港外に投錨した。28日に予定されている、放射性廃棄物の運搬を行う船だ。
原子炉の修理を行わなければ出るはずのない放射性廃棄物が、毎年原子力空母の定期修理の後に出てくる。昨年は空母が交代した直後で、ロナルド・レーガンは定期修理中に原子炉をいじらなかった。今回は2年ぶりに放射性廃棄物が発生した。本国へ運搬の必要が生じ、2年前に運搬した貨物船が三度チャーターされた。
沖どまり中のコースタル・ベンチャーは25日に13号バースに入るとみられるが、2年前と異なり甲板の上に白い容器状のものが2つおかれている。
コースタル・ベンチャーは神戸から途中寄港せずに横須賀にやってきた。この白っぽい大きな荷物2つが神戸で積み込まれたのか、その前の港バーレーンで積まれたのかは不明だ。
2年前には見られなかった2本の貨物が、放射性廃棄物の密閉性を高めるためのものかどうか、コンテナの船積みまでにははっきりするのではないか。
(RIMPEACE編集部)
2年前、原子力空母ジョージ・ワシントンの放射性廃棄物を運搬するため、13号バースに近づくコースタル・ベンチャー(2014.4.28 撮影)
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