原子力空母から放射性廃棄物搬出


原子力空母ロナルド・レーガンの定期修理で出た放射性廃棄物が入ったコンテナが、空母の艦内から外に出てきた


手前の赤い貨物船コースタル・ベンチャーに積み込むため、12号バースの大型クレーンでつりさげられ運ばれる放射性廃棄物が入ったコンテナ

4月28日午前、原子力空母ロナルド・レーガンの定期修理で出た放射性廃棄物がコンテナに詰められて、チャーター貨物船コースタル・ベンチャーに積み込まれた。コンテナは全部で4個で、 9時ころから始まった積み込み作業は11時半ころ終了した。

コースタル・ベンチャーは23日夕方に横須賀港外錨地に来た時に白い大きなタンクを2つ積んでいた。このタンクはそのままに放射性廃棄物の積み込みが行われた。タンクの中身は液体だろうが、この船の荷としては危険物などが詰まっている可能性もある。

放射性廃棄物や腐食性物質を入れたコンテナとともに、中身不明の大型タンクを載せて、コースタル・ベンチャーは午後4時ころ横須賀基地13号バースを離れた。FBOの応募要項では横須賀からブレマートンに向かう、となっていたが、今回はまずグアムに向かうようだ。グアムに放射性物質の処理施設があるともおもえないので、グアムには白い大きなタンクを運び、その後西海岸のブレマートンに放射性廃棄物を運ぶとみられる。

(RIMPEACE編集部)(2016.4.28 撮影)


右の原子力空母レーガンから左の貨物船コースタル・ベンチャーに、クレーンでつりさげられた放射性廃棄物が運ばれた


横須賀で原子炉修理を行わない、という約束に反した証拠の放射性廃棄物の移送に抗議するヨコスカ平和船団


2016-4-28|HOME|