原子力空母レーガン、横須賀から本格出港



6月4日10時ころ12号バースから出港するロナルド・レーガン

6月4日10時ころ、横須賀基地12号バースから原子力空母レーガンが出航した。飛行甲板には水兵が整列し、登舷礼を行っていた。これは空母が長期の航海に出るときの儀礼だ。

レーガンは定期修理明けの5月9日に試験航海に出たが、4日後に戻ってきてさらなる修理を行った。重大なトラブルが船体に見つかったためとみられる。
半月余りの追加工事を行って、5月末に再度の試験航海に出て、翌6月1日に帰港、大急ぎで資材を積み込んで4日の出航に間に合わせた。
定期修理中にもくろんでいたロナルド・レーガンのディプロイメントのスケジュールは大幅に遅れたとみられる。

空母の本格出港ののちに、厚木から艦載機が空母に向かい、空母着艦資格(CQ)取得のための密度の高い訓練が始まる。資格がなかなかとれないパイロットは夜中でも厚木基地に戻される。 騒音のるつぼとなる空母出航前後の厚木基地からの飛行訓練の中でも、特にひどい爆音がCQ実施中、基地周辺住民に襲い掛かる。

(RIMPEACE編集部) (2016.6.4 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


出港するロナルド・レーガンの飛行甲板には水兵が整列し、登舷礼を行っていた


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