日米合同演習からの帰還が続く横須賀基地


横須賀基地マスターピアに停泊する駆逐艦マスティン(中央)。左はジョンSマケイン(2017.3.19 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)

3月19日朝、横須賀常駐駆逐艦マスティン(DDG 89)が帰港しているのが確認された。18日に横須賀に入港したと見られる。マスティンは2月24日に横須賀基地を出港していた。

Navy.mil によれば、マスティンはグアム近海で行われた日米合同演習マルチセイル17に参加していた。この演習は第15駆逐戦隊と海自の合同演習で、参加艦として米海軍のバリー、 フィッツジェラルド、ステゼム、マッキャンベル、マスティン、海自の「いかづち」「はたかぜ」があげられている。

マルチセイル演習は、艦船が整列して航行中の写真がリリースされるので、観艦式に近いのかと誤解されることが無きにしも非ずだが、実際は「複数の艦船による操艦、対潜訓練、 それぞれの艦の戦闘能力の試験」などが行われる、きわめて実戦的な日米一体化した訓練だ。関連写真としてマスティンが対空ミサイルをぶっ放している場面が記事に添えられている。

3月10日まで6日間行われたマルチセイル17演習のあと、まっさきに戻ってきたのがマスティンだった。海自の2隻は横須賀にいる船だが、まだもどってきていない。

3月14〜15日に日米韓ミサイル防衛演習(LINKEX)が日本海で行われ、参加した米艦カーティス・ウィルバーは17日に戻り、海自のイージス艦きりしまが18日に戻ってきた。 「きりしま」は吉倉桟橋に停泊中だ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


海自吉倉桟橋に停泊するイージス護衛艦きりしま(2017.3.18 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


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