座礁事故を起こした巡洋艦、錨地で弾薬抜き取り
4月20日朝から、錨地でミサイル・キャニスターの抜き取りが始まった巡洋艦アンティータム
バージの上に抜き取られたキャニスターが60本以上並んでいる。バージはもう一隻いる
19日夕方に、停泊していた横須賀本港からタグ2隻で錨地までひかれていった巡洋艦アンティータム(CG 54)に、20日朝からクレーンの乗ったバージが2隻ついた。巡洋艦の艦橋の前と後ろ
にあるVLSから、ミサイルを抜き出す作業が始まった。
クレーンで抜き出されたミサイル入りの白いキャニスターが、バージの上にどんどん積まれていった。午後に作業が終わるまでに抜き出されたキャニスターは、1台のバージには60本
くらいあった。もう一台のバージに乗っている分を含めると、100基以上のミサイルが積まれたまま座礁したことになる。
これだけのミサイルを積んだアンティータムは出動寸前に座礁して、横須賀基地にえい航されて動けなくなっていた。
19日もタグにひかれて移動していたから、壊れたスクリューの修理は完了していない、とみられる。弾薬を抜いて、ドライドック入りを待つ可能性が大きい。
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2017.4.20 頼 撮影)
2017-4-20|HOME|