空母修理の放射性廃棄物運搬船、横須賀基地に接岸


横須賀基地13号バースに接岸した貨物船トランス・アトランティック(2017.4.20 金子 豊貴男 撮影)

原子力空母の定期修理で出た放射性廃棄物などを米本国に送る貨物船が、当初のRFPに記載された通り4月20日に横須賀基地13号バースに入港した。
朝8時過ぎに、停泊していた金沢沖を出て、1時間で空母の停泊する12号バースの隣のバースに接岸した。

RFP通りに貨物船の運行を行うならば、20日に入港、チャーター期間は21日間となる。一方横須賀市によれば、放射性物質の空母からの移送は25日の予定だと米海軍から情報提供が あったという。チャーター期間の最初の6日を横須賀基地で過ごしていては、残り15日間で太平洋を横断することになる。

13号バースに予定通り寄港した、ということは、25日に搬出を行うのはバースの空き具合ではなく、廃棄物を出す方の都合ということになる。
原子炉周辺工事が予定より遅れたのかもしれないが、急に予定を早めて24日以前に搬出を行うという可能性もゼロではない。

「5日間の空白」の意味するところは何なのだろうか?

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(4.20 頼 撮影)


金沢沖から横須賀本港に進入するトランス・アトランティック。「かが」とアンティータムの後ろを通る


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