戦闘艦の出港が増えた米海軍横須賀基地


8日午後、横須賀基地マスターピアから出航した駆逐艦マスティン。後方は同日朝、錨地に向かった駆逐艦マッキャンベル(2017.5.8 頼 撮影)


3日に6号バースから出港した巡洋艦シャイローは5日まで錨地で弾薬積み替えなどを行っていた (5.5 頼 撮影)

空母ロナルド・レーガンが5月7日に横須賀基地を出た。空母の試験航海出港日の前後に巡洋艦、駆逐艦の出航が相次いだ。

巡洋艦シャイロー(CG 67)が5月3日にバースを離れて港外錨地に向かった。5日まで錨地でミサイルの移し替えなどを行い、その後出港した。
横須賀常駐の3隻の巡洋艦のうち、チャンセラーズビルはドライドックに入渠中で、アンティータムは座礁事故を起こして修理待ちの状態だ。空母が改めて任務航海に出るときに、直衛 の任務につく巡洋艦はシャイローだけ、という状況だ。

空母が試験航海に出た翌8日、艦番号80番台の駆逐艦2隻がバースを離れた。午前中にマッキャンベル(DDG 85)が、午後にマスティン(DDG 89)が錨地に向かった。マッキャンベルには 錨地で弾薬バージが横づけされ、これまで積んでいた弾薬の下ろしが始まった。今後、2隻の駆逐艦は新たな弾薬を積み込んで外洋で訓練を重ね、レーガン戦闘群の一員として空母と ともに任務航海に出る可能性が強い。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


試験航海に出る空母ロナルド・レーガン。左後方に翌日出港するマッキャンベル(5.7 ヨコスカ平和船団 撮影)


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