空母出港後の横須賀基地12号バースに物資集積


横須賀基地12号バースに並べられた木箱の群れ。ゴミ、廃棄物の類ではない包装がされている

空母ロナルド・レーガンが本格的に出港した3日後の5月19日、空母が停泊していた12号バースに大量の物資が並べられていた。梱包の形態からみて、食糧・飲料などの消耗品と みられる。

空母の補給を行う貨物弾薬補給艦が一隻、横須賀港外錨地に停泊中だ。チャールズ・ドリューは空母レーガンの試験航海中から弾薬を補給するなど、レーガン空母戦闘群の補給の中心 となるとみられる。

通常は錨地の補給艦にバージに載せた物資を届けて、海上で補給する。今回は物資の量が多いために、12号バースに補給艦を接岸させて積み込み、補給艦が空母のいる海上まで届ける という輸送形態をとる可能性がある。その場合は、錨地からチャールズ・ドリューが12号バースに入港することになる。

これだけの補給物資が横須賀から送られるとすれば、空母や随伴艦の位置は、まだ横須賀に近いところとなる。補給艦がどの港から空母のもとに通うかで、空母の大まかな位置が推定 できる。

今後、補給艦が佐世保に寄港するようになれば、空母戦闘群も東シナ海から韓国の沖合に移動した可能性が大きくなる。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(17.5.19 頼 撮影)


横須賀港外錨地に停泊中の貨物弾薬補給艦チャールズ・ドリュー


2017-5-19|HOME|