原潜オリンピア、佐世保一時寄港ののち横須賀基地に



13号バースに停泊中の原潜オリンピア(SSN 717)(17.6.1 頼 撮影)

5月31日午前、ロス級原潜オリンピアが横須賀基地13号バースに入港した。

オリンピアは5月半ばに母港のパールハーバーを出港、5月下旬に佐世保に2度、沖合一時寄港している。このときに民間人らしいのが原潜に乗り込んだのが確認されている。

原潜が西太平洋のパトロールのためにハワイやグアムから出航する場合、最初の寄港地は横須賀になることがあるが、佐世保に2度一時寄港した後の横須賀寄港というパターンはまれだ。 ディプロイメントのはじめに、新たなシステムの開発チームが乗り込んで、海中でチェックと乗組員へのOJTを行っていた可能性が強い。

佐世保まで行っていた原潜が、日本海に向かわずに横須賀に「Uターン」したのは、空母などの警護対象が日本の南方海上にいるからではないのだろうか。

もう一隻の原潜サンタフェも佐世保への一時港を繰り返している。今の時点で日本近海にいるこの2隻の原潜が、出港間もない空母ロナルド・レーガンの艦隊と行動を共にする可能性は大きい。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


2017-6-1|HOME|