駆逐艦デューイ、横須賀基地に舞い戻る



行ったばかりの済州島から戻ってきた駆逐艦デューイ。後部甲板にヘリを搭載している

6月6日から17日まで横須賀基地に寄港していた駆逐艦デューイ(DDG 105)が22日にまた横須賀基地に現れた。

デューイは6月17日に米駆逐艦フィッツジェラルドが傾いて衝突現場からもどってくるのをエスコートし、すぐに衝突した海域に戻っていた。その後済州島を訪問し日米韓の合同演習 に参加する予定だった。
しかし、この合同訓練参加をキャンセルしたデューイは済州島を出て横須賀に向かった。在韓米海軍のスポークスマンが「横須賀で修理が必要だ」と語った。(星条旗新聞 2017.6.21)

デューイは22日午後に横須賀基地に到着、6号バースに接岸中だ。
横須賀基地は、座礁した巡洋艦アンティータム、コンテナ船と衝突したフィッツジェラルドに今回のデューイが加わり、予定外の修理が必要な艦が3隻集まってきている。このほか、 停泊中のバースで定期修理などを行っている船も4隻いて、横須賀基地では修理をしていない船を捜すほうが大変だ。

フィッツジェラルドは数少ない「すぐに動ける船」だったが、衝突事故で隊列から離れた。残っているのは駆逐艦ステゼムくらいのものだ。
そのステゼムが22日に横須賀港外錨地でミサイルの積み込みを行っていた。翌23日には姿を消したので、フィッツジェラルドの代わりに出港していった可能性が高い。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(17.6.22 ヨコスカ平和船団 撮影)


22日にマスターピアを出て錨地で弾薬などを積み込む駆逐艦ステゼム(DDG 63)


2017-6-23|HOME|