駆逐艦フィッツ、ドライドック入り


4号ドライドックに入った駆逐艦フィッツジェラルド。入渠したばかりで、タグとロープでつながったままだ(2017.7.11朝 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)

衝突事故を起こした米駆逐艦フィッツジェラルド(DDG 62)は、12号バースで応急修理を受けていたが、7月11日朝7時過ぎに4号ドライドックに移動した。

応急修理と言っても、もう一度港内で移動しても沈没しない程度の措置で、弾薬類は6月末に12号バースで停泊中に降ろされている。

横須賀のドライドックで行うのは水面下の大穴をふさいで、自力で太平洋を横断できる程度にまで戻すところまでだろう。
艦の指揮系統からイージスシステムまで修理するのは、本国の海軍工廠でないとできないのではないか?

横須賀基地には駆逐艦以上の大型艦の修理ができるドライドックが3つある。5号ドライドックには座礁事故を起こした巡洋艦アンティータム(CG 54)が入っている。最も大きな6号 ドライドックには指揮艦ブルーリッジが定期修理で入渠中だ。
3つのドライドックがすべて使われるのは極めて珍しいが、重大な事故が相次いでいる結果だ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


2017-7-11|HOME|