英海軍大型補給艦、横須賀入港


横須賀本港に入った英海軍補給艦タイドレース。仏情報収集艦が離れたばかりのバースに向かう


6号バースに停泊する補給艦タイドレース。左手前のマスターピアには駆逐艦カーティス・ウィルバーとマスティンがいる。

8月7日正午過ぎ、英国海軍のタイド級補給艦タイドレース(A137)が米海軍横須賀基地に入港した。直前に出港したフランス海軍情報収集艦デュプイ・ド・ロムと同様、朝鮮戦争 時の国連軍の地位協定を法的根拠として在日米軍基地横須賀に寄港した。

タイドレースはイギリス政府が新たに購入を決めている4隻の大型補給艦(タイド級)の2番艦で、この4隻の建造は韓国の大宇造船海洋土木に発注された。
タイドレースは大宇のドックがあるオクポ港を8月1日に離れて横須賀に来た。空母の帰港を控えた横須賀基地に、イギリスの大型艦船が入港してくる意味は不明だ。

7日は、朝から駆逐艦ベンフォールドが12号バースから出て錨地に行き、弾薬バージ2隻に挟まれて弾薬などを積み込んでいた。ベンフォールドは8号バースで9カ月ほどの定期修理 を受けていたが、7月末に一度検査航海に出て空母が留守の12号バースに入っていた。
ドック明けのベンフォールドのほか、任務航海に出ていたマスティン、シャイローが7日までに戻ってきて、横須賀基地で稼働可能な戦闘艦の数が増えてきている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(17.8.7 頼 撮影)


試験航海のあと、港外錨地で弾薬などを積み込む駆逐艦ベンフォールド


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