駆逐艦載せた運搬船、横須賀12号バースを離れる
横須賀基地12号バースを離れるトランス・シェルフ
11月29日に横須賀港外錨地から12号バースに移動した重量物運搬船トランス・シェルフが、12月1日にバースを出て港外錨地に移動した。駆逐艦フィッツジェラルドを積み込む
際に、駆逐艦の船体に2か所あいた穴の補修工事のための接岸だった。工事が2日で完了したのか、トランス・シェルフは駆逐艦を積んだまま出て行った。
入り船で12号バースに入っていた運搬船は、民間タグ2隻がついて横須賀本港中央で回頭した。
横須賀本港出口に向かうトランス・シェルフ
工事が完了したなら、本国に向かうはずなのに、トランス・シェルフは浦賀水道には向かわず、錨地でとどまっている。修理が不十分だが12号バースを空けるために移動したのだろう
か?
1日朝までの東京湾海上交通センターの大型船入航情報によれば、トランス・シェルフは4日に浦賀水道を南下する予定になっていた。1日夜の時点で6日入航に延期されている。
フィッツジェラルドの太平洋横断前の修理が長引いていることを示している。そして、空母レーガンがいつまでも12号バースに戻ってこられない事態を回避するため、12号バースに
入っていたトランス・シェルフを移動させた可能性が高い。
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(17.12.1 頼 撮影)
本港を出て錨地に向かうトランス・シェルフ
横須賀基地12号バースの裏側にあたる錨地で停泊するトランス・シェルフ
2017-12-1|HOME|