事故駆逐艦2隻が横須賀港外で再会(2017.12.5 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)

ジョンSマケイン積んだ運搬船、横須賀到着


浦賀水道を北上してきた重量物運搬船トレジャー。斜めに駆逐艦を載せている。



フィッツジェラルドを積んだ運搬船トランス・シェルフの近くを航行し、1マイル離れた場所に投錨したトレジャー(奥)

12月5日13時半ころ、シンガポール沖で衝突事故を起こした駆逐艦ジョンSマケインを積んだ重量物運搬船トレジャーが、横須賀港外錨地に到着した。1.8キロ離れた錨地には、 下田沖で衝突事故を起こした駆逐艦フィッツジェラルドが重量物運搬船トランス・シェルフに載せられていて、2隻の駆逐艦がその異様な姿をさらしている。

シンガポールを出て横須賀に向かった運搬船トレジャーは、航海の途中で船体にヒビが入ったマケインの応急修理のためにスービック(フィリピン)に入港し、11月28日に出て横須賀まで やってきた。
横須賀到着時、マケインの左舷後方に大きな修理の跡が残っていた。このまま海に入れば、水の抵抗が大きそうな修理の跡だ。

トレジャーはこの場所で自分の船体を沈めてジョンSマケインを水に放して、排水して再び浮上するとみられる。運搬船トレジャーの任務はそれで終了だが、ジョンSマケインは、今空 いている5号ドライドックに、すぐにかどうかは別として入ることになろう。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(17.12.5 頼 撮影)


シンガポールでとりあえず穴だけふさいだマケインの左舷の工事の跡。



運搬船の中心軸に斜めに積み込まれたマケインの荷姿。船首下のソナー・ドームが露出している不気味な姿だ


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