12号バース(向かって右)の原潜ミシガンと13号バース(同左)の原潜パサディナ

オハイオ級原潜ミシガン、横須賀寄港


巨大なDDS(ドライ・デッキ・シェルター)を付けて入港したミシガン

オハイオ級巡航ミサイル原潜ミシガン(SSGN 727)が8月22日10時ころに横須賀基地12号バースに寄港した。

ミシガンは8月に入って3日、4日と連続で横須賀港外錨地に一時停泊しているが、12号バースに接岸するのは2015年7月以来3年ぶりだ。またオハイオ級の巡航ミサイル原潜の横須賀寄港は、 オハイオ(SSGN 726)が2年前の2016年6月末に寄港して以来のこととなる。

ミシガンは15年に寄港した時はDDSを積んでいなかったが、今回は1基積んでいる。
秘密裏に上陸作戦を行う特殊部隊が、このDDSを用いて潜航する原潜の艦内から海中に出ていく。海岸線が長い国にとって、脅威の度合いが大きくなる組み合わせだ。

巡航ミサイルを大量に搭載することで、オハイオ級の対地攻撃力は水上艦やロス級などの原潜を大きく上回る。
空母が(ロナルド・レーガンが)横須賀に戻っている間の、第7艦隊の攻撃力の補充にオハイオ級原潜があてられることも十分考えられる。

レーガンの出航後に横須賀に寄港したのは、空母が動いている間に休みを取るという意味合いもあるのではないか。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(18.8.22 頼 撮影)


着岸3時間後、まだ甲板上での乗組員の作業が続く


真後ろから見たミシガン。DDSが左舷に偏って装備されている。もう一つDDSを装備するスペースがある


2018-8-22|HOME|