横須賀入港3日目の巡航ミサイル原潜ミシガン


揚陸艦が出港した後、12号バースに接岸する原潜ミシガンの真横からの姿があらわになった


ミシガンにセットされたドライデッキ・シェルター(DDS)のふたが開けられている

英国海軍揚陸艦アルビオン(HMS L-14)が出航したら、その陰に隠されていた巡航ミサイル原潜ミシガンの姿が現れた。あらためて、その巨大さに驚く。

オハイオ級巡航ミサイル原潜(SSGN)は、オハイオ級戦略核ミサイル搭載原潜(SSBN)18隻のうちの4隻を改造して、弾道ミサイルのかわりに巡航ミサイルを搭載し、さらに ドライドック・シェルター装着を可能にしてNAVY特殊部隊の上陸作戦のプラットフォームとなるようにしたものだ。4隻のうちの2隻、オハイオ(SSGN 726)とミシガン(SSGN 727)が太平洋艦隊 に配属され、時々横須賀にも寄港する。

横須賀寄港日と、その時のDDSの装備状態をまとめたのが下記の表だ。2009年がオハイオ級の寄港の頻度が高く、2012年までは毎年1回は寄港していた。ドライデッキ・シェルターを 2基積んでいたのは08、09、11年の3回だ。
戦略原潜から巡航ミサイル原潜に改造されたのが、オハイオが2006年、ミシガンが2007年だから、2基積んでの横須賀寄港はDDSを装備してから比較的初期のころになる。

特殊部隊の潜航作戦の比重が下がったのか、通常は1基DDSを積んで運用し、いざという時に2基積むという態勢になったのかは不明だ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(18.8.24 頼 撮影)

横須賀寄港 艦名 DDS
     
2008.10.16-10.23 オハイオ 2
     
2009.06.27-07.06 ミシガン 2
     
2009.08.29-09.02 オハイオ 1
     
2009.10.10-10.19 ミシガン 1
     
2010.09.28-10.04 ミシガン 1
     
2011.07.13-07.17 オハイオ 2
     
2012.06.13-06.19 ミシガン 1
     
2015.07.06-07.18 ミシガン 0
     
2016.06.30-07.07 オハイオ 1
     
2018.8.22- ミシガン 1

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