横須賀基地に原潜連続入港、10月8日

ロス級沖合一時停泊、シーウルフ級接岸


8日午前、横須賀基地沖の錨地に一時停泊したロサンゼルス級原潜(後期)。1時間ほどで出て行った(2018.10.8 ヨコスカ平和船団 撮影)

10月8日、横須賀基地に原潜が2隻入ってきた。

午前中の錨地には、艦橋にセールがない後期ロサンゼルス級原潜が一時停泊していた。錨地にいたのは10時から11時ころまでの約1時間。

この原潜は、10月2日に沖縄・ホワイトビーチ沖合に一時寄港したスクラントン(SSN 756)の可能性がある。

スクラントンは大西洋艦隊に配属されていたが、2年間のオーバーホールのあと2016年11月にサンディエゴに入港、太平洋艦隊所属となった。
今年の9月11日にサンディエゴを出港、パールハーバーに寄った後、10月2日にホワイトビーチ沖に一時停泊している。

同日午後2時ころ、シーウルフ級原潜が13号バースに接岸した。こちらは8月にも横須賀に寄港したコネティカット(SSN 22)とみられる。
シーウルフ級は3隻しかいないが、横須賀近海をうろうろしている可能性があるのはコネティカットだけだから。

コネティカットは8月13日から17日に横須賀に寄港している。およそ2か月ぶりの横須賀寄港だ。際立った静粛性を持つといわれるシーウルフ級が極東海域に潜んでいたのは、どんな 任務だったのだろうか?

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


横須賀本港に向かうシーウルフ級原潜。


本港に入り接岸バースに向かう原潜。69番は駆逐艦ミリウス


13号バースに接近する原潜。手前のグレーの船体は巡洋艦シャイロー(18.10.8 頼 撮影)

[追記]
外務省の通知に基づく横須賀市の記者発表(10.9更新)で、この2隻の原潜はスクラントン、コネチカットであることが確認された。


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