駆逐艦マッキャンベル、横須賀出航



大旗を2枚掲げて浦賀水道を南下する駆逐艦マッキャンベル

11月15日朝、横須賀基地常駐駆逐艦マッキャンベル(DDG 85)が出港した。大きな星条旗と大きな艦船旗をマストの左右に掲げている。
常駐艦は長期の航海に出かけるときと帰ってきたときに、大旗を掲げて横須賀基地に出入りする。今回の出港も、短期間の試験航行ではな く、本格的な任務を持った航海とみられる。

今、横須賀基地にいる常駐艦は、ほとんどが大なり小なり修理工事の最中だ。すぐに長期の航海に出られる戦闘艦はマッキャンベルだけだ と言ってよいだろう。

マッキャンベルは艦首から錨を少し垂らして進んでいた。相模湾によって出撃前の訓練を兼ねた操船テストを行うためだろう。

昼前に相模湾に入ったマッキャンベルは、まず短い半径での回転を繰り返していた。一晩くらい相模湾で動き回った後、任務遂行のために 遠方へと出かけていくのだろう。

この日、観音崎近くで、マッキャンベルは指揮艦ブルーリッジとすれ違った。この船も今横須賀基地に残る常駐艦で動ける可能性のある 数少ない船だ。このところ何回も短い航海を繰り返していて、3日ぶりに横須賀に戻ってきた。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(18.11.15 頼 撮影)


相模湾内で、航行試験を行うマッキャンベル


12日に横須賀を出たブルーリッジが、3日ぶりに帰港した。背景は横浜ランドマークタワー


2018-11-15|HOME|