混み合う横須賀燃料ふ頭


横須賀港入り口ですれ違うSLNCパックス(小)とSLNCグッドウィル(大)(18.12.13 頼 撮影)

横浜ノースドック(ND)に一月以上滞在していた大型タンカーSLNCグッドウィルが、12月13日に横須賀基地吾妻島燃料バースに入港した。
極東の米軍基地に大量の燃料を運ぶ任務に40日ぶりに復帰したことになる。

SLNCグッドウィルは横浜NDに寄港する前に、何度か佐世保基地に出入りしている。積んでいた燃料を佐世保でカラにしてから横浜NDに寄港して、休養もしくは修理をしていたと思われる。
ND寄港中に一度外洋に出てから戻ってきたのは、修理のあとのテスト航海だったのではないか?

SLNCグッドウィルが吾妻島燃料バースに入る直前まで、中型タンカーSLNCパックスがそのバースにいた。SLNCパックスは岩国からやってきて、八戸に向けて出港した。
その前にはクワジャリンやグアムにも行っている。
横須賀をハブにして在日米軍基地などを回って、燃料を送り届けるのが任務だ。

グッドウィルが韓国の石油基地から燃料を横須賀や沖縄に運び、パックスは運び込まれた燃料を小分けにしてあちこちに運ぶ、というのが、この2隻の任務分担になっているようだ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


吾妻島燃料バースに停泊中のSLNCパックス(18.12.12 頼 撮影)


吾妻島燃料バースに停泊中のSLNCグッドウィル(18.12.14 頼 撮影)


2018-12-14|HOME|