19.4.28 ヨコスカ平和船団同乗記(1)

放射性廃棄物運搬船が横須賀に来た


横須賀基地13号バースに停泊する貨物船コースタル・ベンチャー


原潜が接岸するバースに入港したコースタル・ベンチャー。後ろは放射性廃棄物の排出元の原子力空母ロナルド・レーガン(2019.4.28 頼 撮影)

4月最後の日曜日の28日、ヨコスカ平和船団のボート2隻が今月も、横須賀本港と長浦港を走った。

原子力空母の定期修理の中で出てくる放射性廃棄物は、この修理の中に原子炉周辺のメンテが含まれていることの明確な証拠だ。これは「エード・メモワール」に記された「日本国内で 原子力艦船の動力装置の修理は行わない」との約束に違反する行為だ。

定期修理のたびに必ず出てくる放射性廃棄物という約束違反の証拠物件を米国内に輸送するために、米軍は貨物船をチャーターする。今年の船は、昨年と同じ船、コースタル・ベンチャーだ。

チャーター契約の条件に横須賀入港は4月25日、というのがあった。何らかの理由で、入港は平和船団の行動日の28日朝となった。入港した運搬船に放射性廃棄物が積み込まれるのは5月2日、との ことだ。


逸見桟橋に停泊する海自のヘリ空母いずも。4日前に着艦した4機のヘリは艦内に格納されたのか姿が見えない。(19.4.28 頼 撮影)

F35Bを搭載して本格空母への改修が予想されるヘリ空母いずもが、逸見桟橋に泊まっていた。4日前の24日に海自のSH60ヘリ4機がいずもの甲板に着艦し、ヘリの乗組員の荷物がいずも の艦内に運び込まれた。翌日にはヘリの姿はみえなくなったので、格納甲板に下されたとみられる。
28日にも、ヘリを艦内に格納しているそぶりも見せずに、いずもは停泊していた。マストには桜の花2つの海将補旗が掲げられていた。


24日午後、いずもに着艦した4機の海自SH60ヘリ(19.4.24 頼 撮影)

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


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