19.4.28 ヨコスカ平和船団同乗記(2)

トマホークミサイル、弾薬庫から積み出し態勢に


浦郷弾薬庫に並ぶミサイル・キャニスター。この中にトマホークが入っている


キャニスターに書かれた"ROCKETS LIQUID FUELS"の文字。


こちらのキャニスターには中距離スタンダード対空ミサイルが入っている

4月28日、ヨコスカ平和船団が深浦を出発してすぐ、右手の浦郷弾薬庫の海沿いのフェンスのすぐ近くに、白いミサイル・キャニスターがいくつも並んでいた。

ミサイル・キャニスターはイージス艦の垂直発射装置(VLS)にセットされる。中のミサイルの種類は、キャニスターの表面に書かれている。
2本上下に積まれているキャニスターには "ROCKETS LIQUID FUELS" と書かれていた。航空機やミサイルに向けて発射される対空ミサイルは固体燃料だ。液体燃料の ミサイルはトマホークだけだ。

トマホークは敵に対する第一撃に使われる攻撃兵器だ。横須賀の巡洋艦や駆逐艦がそのトマホークを積み込むために、弾薬庫から出され、積み出し桟橋の近くの野積み場まで運ばれてきていた。

トマホークのほかにも、"GM STD(MR)" と書かれたキャニスターも積まれてた。こちらは中距離スタンダード対空ミサイルが中に入っている。

2日後の30日朝、巡洋艦シャイローが6号バースを出て、横須賀港沖で投錨した。ミサイルや弾薬類の積み込み、積み下ろしを行う場所だ。シャイローは昨年6月に6号バースに接岸した後、10か月に わたって定期修理を受けていた。修理中はミサイルなどを船から下す。修理が終わった後、ミサイル・弾薬などを数日かけて積み込むとみられる。

平和船団が海上から確認したトマホークミサイルも、シャイローに積み込まれるのだろう。


6号バースに停泊中の巡洋艦シャイロー(手前、右向き)。後ろの左向きの船は巡洋艦アンティータム

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2019.4.28 頼 撮影)


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