トランプ大統領、横須賀入港中の「かが」、ワスプ乗艦


安倍首相の乗機、「かが」の甲板に着艦


トランプ大統領の乗機マリン・ワン、「かが」に着艦


日米首脳が乗り込んだ「かが」の前で「日米軍事一体化抗議」のアピールを行うヨコスカ平和船団

5月28日午前、訪日中のトランプ米大統領が、最後のイベントとして横須賀基地を訪問、海自のヘリ空母「かが」と米軍強襲揚陸艦ワスプに乗り込み、兵士たちに演説した。
安倍首相も前もって「かが」に乗り込み、大統領の露払いを務めた。

今回の日米両軍トップの「かが」搭乗、兵士への演説は、「いずも」「かが」の空母化の先に展開する、日米軍事統合の進展の象徴的な行動だ。

そのあとトランプ大統領は、佐世保からこのイベントのためにわざわざ回航してきた強襲揚陸艦ワスプに飛び移り、戦没将兵追悼記念日の演説を行い、今回の訪日を締めくくった。

このイベントに合わせて、原潜ツーソンも27日昼過ぎに、ワスプが停泊する12号バースの隣の13号バースに寄港した。大統領がワスプから羽田空港に向かうとすぐにツーソンは横須賀基地を 出て行った。
また、ワスプも翌日横須賀を出港した。原潜も強襲揚陸艦も、大統領の演説に立ち会うためにのみ、横須賀にやってきた。

ヨコスカ平和船団は、日米軍事統合化を加速する今回の大統領の「かが」、ワスプ乗艦に対して、2隻のボート、ヨットで横須賀基地の提供水域内を走り、「日米軍事一体化抗議」のアピールを した。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(19.5.28 頼 撮影)


トランプ大統領を乗せたヘリ、マリン・ワンが12号バースに停泊するワスプに着艦した。後方にF35B、オスプレイなど。


大統領のワスプ乗艦に合わせて横須賀に来た原潜ツーソン。このあとすぐに出航した


トランプ大統領が乗り込んだワスプの前でアピールを行うヨコスカ平和船団


2019-5-30|HOME|