原潜イリノイ、横須賀出港


7月1日3時20分ころに、13号バースから出てきた原潜イリノイ


横須賀本港中央で回頭する原潜イリノイ

7月1日午後、ヴァージニア級原潜イリノイ(SSN 786)が横須賀基地13号バースから出港した。
イリノイは6月25日午後に横須賀基地に入港した。横須賀滞在は7日間となる。2月から始まった今回のイリノイの任務航海中、横須賀滞在は3回目だが、今回が一番長い滞在だった。

13号バースから離れる直前に、クレーンが原潜と陸上間のブリッジや電力ケーブルなどを取り外すが、今回、クレーンが途中で止まってしまった。何が原因かは不明だが、離岸を支援するタグボ ートが、一時近づいてから離れたりして、イリノイの出航のスケジュールに影響があった。

結局、15時20分過ぎという、中途半端な時間に原潜はタグにひかれてバースを離れた。午前11時に隣の12号バースをはなれていた揚陸補助艦ジョン・グレンが錨地で待機しているのを 「後目」に、16時過ぎには浦賀水道航路に入港し、太平洋に向けて出て行った。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(19.7.1 頼 撮影)


横須賀本港の出口に向かうイリノイ。後方は4時間以上前に本港を出た揚陸補助艦ジョン・グレン


2019-7-1|HOME|