駆逐艦バリー、横須賀帰港。相模湾で原潜と訓練か?




浦賀水道を北上して横須賀基地に向かう駆逐艦バリー(19.7.19 頼 撮影)

7月19日午後、駆逐艦バリー(DDG 52)が横須賀基地に戻ってきた。バリーは7月3日に横須賀基地を出ていた。半月余りの航海だった。

横須賀に帰り着く前日の18日に、大島近海から北上して来たバリーは、朝7時半ころに相模湾潜水艦行動区域に入った。AISの航跡データをみると、19日の正午ころにその海域を出て横須賀 に向かうまで30時間足らずの間、相模湾潜水艦行動区域の中を動き回っていた。

同じ18日の14時前に、原潜イリノイ(SSN 786)が横須賀基地13号バースから出航している。原潜イリノイは東京湾を出た後相模湾に向かい、バリーとのあいだで対潜・対水上艦戦闘訓練を行っ た可能性が強い。
帰港直前の駆逐艦が、相模湾潜水艦行動区域で丸一日以上動き回っていたことが、相模湾での駆逐艦と潜水艦の戦闘訓練の実施を物語っている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


相模湾潜水艦行動区域。照ヶ崎 − 城ヶ島灯台 − 川奈崎をむすんだラインの内側では、潜水艦は模擬魚雷発射も行う
(神奈川県発行 神奈川の米軍基地より)


2019-7-20|HOME|